猫の気持ち、人の気持ち
うちの猫、なでろうは病気持ちだ。
元野良猫だったから、その時から持ってたものだろうと思う。
完全家猫だが、元々外で過ごしていたからすごい外に出たがる。
動物病院の先生は、野良の寿命はせいぜい3〜4年。
長生きさせたくば完全に室内飼いを、特に病気を持っているこの子のためにも、とのことだった。
だから、こうやって今完全室内飼いだが、
たまに発作的に外へ出ようと一生懸命に出口を探す。
なんだか一生懸命外に出ようとしたがる様子を見ていると、
悪いことをしている気分になる。
こんな時、猫の気持ちを聞いてみたいと思う。
ペットを飼っている人はどの生き物かは問わずだと思うが、
会話ができないものとの意思疎通は、ある意味夢だろうと思う。
でも人によっては、意思疎通が取れないからこそ、
意思疎通が取れる面倒臭さがない分いい、と思う人もいるのかもしれない。
人の気持ちもそうかもしれない。
どう思っているか聞きたい反面、聞きたくない面もある。
意思疎通が取れるとか取れないとかじゃなく、
人は気持ちの表現をするかしないかの判断はその人次第。
気持ちを表現できるからこそ、相手は傷つこともある。
こんな話をすると、
人と猫を一緒くたに考えるなと言われるかな。
でも、なでろうをみていると、
相手の気持ちを聞く、聞ける、聞けない、聞かない、聞きたくない、聞きたい
色んな気持ちで生きていることを感じる。